◆【ファーストクラス】≪初級・中級クラス≫時間割
- 【日曜日】PM 1:00。<基礎レッスン>開始。
- ≪リラックス≫
- 緊張して体がこわばっていては、声がうわずったり、かすれたりして、伸びのある艶やかな声を出すことが難しくなります。緊張の原因は、肉体的なものと精神的なものの2種類が考えられます。『ストレッチ(柔軟体操)』と『メンタルトレーニング』で、心と体の緊張をほぐします。(※)「メンタルトレーニング」(心理トレーニング・演技に対する考え方のトレーニング)は、緊張を解きほぐすだけでなく、日常の観察や、読解力、洞察力、日々の練習方法の効率化などにも役立ちますので、演技レッスンの合い間など、あらゆる所に取り入れています。
- ≪ノドを開く≫
- いきなり大きな声を出して声帯を痛めてしまっては大変です。始めはノドを開いて声の通りをスムーズにする練習を行います。
- ≪発声練習≫
- 口を大きく開いて「はっ・はっ・はっ・・・」と発声します。口の中でモゴモゴしゃべっていては声は聞き取れません。“声は前に出す”ことを意識させるため「呼びかけ」のレッスンも行います。
- ≪滑舌・発音練習≫
- 滑舌の良くない人は、「舌の筋力不足」と「口を正しく開けていない」ことが原因として考えられます。舌の動きを滑らかにするため「舌の体操」と、口を正しく開きながら「母音の発音練習」を行います。また腹式呼吸を意識しながら「50音・発音練習」も行います。他にも「外郎売」や、歯切れの良いセリフをしゃべる訓練として「割り箸を使ったトレーニング」を行います。
- ≪共鳴練習≫
- 口の中で音を共鳴させることで、よく響き、深みのある魅力的な声を創造します。
- ≪声の幅を広げる練習≫
- 高い声から低い声、そして裏声までも自由に使いこなせるよう練習します。
- ≪感情発散・感情表現≫
- 大笑い、大泣きといった感情の発散、そして「ありがとう」の言葉をつかって大激怒するなど、セリフに惑わされずに感情を表現する練習を行います。
- ≪筋力トレーニング≫
- 声優として売れるためには演技力はもちろん、ハードスケジュールに耐えられる体力も必要になってきます。養成所の生徒としても、毎日の仕事やアルバイトで疲れて演技のレッスンが思うように出来なければライバルに差をつけられてしまいます。体力とスタミナをつけて、たくさんの仕事がこなせる声優を目指しましょう。フィットネスクラブの講師と考案したメニューなので効果は絶大です。
- 【基礎レッスン】終了後、【演技レッスン】開始。
- 「ナレーション練習」「朗読」「生徒個人を対象にした外郎売の暗唱」「演技レッスン」などを行います。
- PM 4:00ごろ
- この時間からはハイクラス≪上級クラス≫の生徒もレッスンに加わります。
「舞台形式のドラマレッスン」を、ファーストクラスのレッスン時間が終了するまで行います。
◆【ハイクラス】≪上級クラス≫ 時間割
- 【日曜日】PM 6:00。レッスン開始。
- アフレコ・レッスンの前に「立ち稽古」を行います。
舞台やTVドラマなどと同じように実際に身体を動かしながら演技をしますと、歩いているときと走っているときの呼吸の違いなど、頭だけで理解しているよりもリアルで現実味のある「本物の芝居」というものが見えてきます。
- 【アフレコ・レッスン】
- 役の動きや心理状態が理解できてから、マイクの前でアフレコ・レッスンを行います。
- PM 10:00。レッスン終了。
【注意事項】
- 本当に大切なのは、「生徒たちの演技力が向上すること」です。
時間割を厳守することではありません。
常により良いレッスンを目指しております関係上、時間割の内容が多少変動することもありますのでご了承ください。
- 【アイドル声優は演技が出来る!】
- ある生徒に「アイドル声優になれるね」と言ったら、えらく怒られました。「私は演技派声優になりたいんです」とね。
それは全然違います。「アイドル声優」=「演技が出来ない」ではないんです。
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【お笑い芸人をイメージしてみよう】
- 「ビートたけし」とか「爆笑問題」などのお笑い芸人は、
ある番組ではバカなことばかりやっていたかと思えば、他の番組では鋭い切り口で世の中を一刀両断しています。
お笑い芸人が、番組の内容によって芸風を変えながら仕事をしているのと同じように、アイドル声優たちも作品によって演技を使い分けているんです。
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【でも、世間一般的なイメージからすると・・・】
- 「アイドル声優と演技派声優は、別物だ」と思われています。
たしかにデビューしてすぐに消えていく人は、「可愛い声を出せるだけ」という人が多いです。
ですが長年アイドル声優であり続ける人は、可愛い声を出せるのはもちろんのこと、社会派の作品などにも数多く出演しているんです。
と、なると、可愛い声を出せるだけですぐ消えていく人は、アイドル声優ではなく「一発屋」
声優だと考えることは出来ないでしょうか。
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【アイドル声優】と【一発屋声優】
- 「ルックスがよくて人気があり、可愛い声が出せる」ところまではアイドルと一発屋は同じですが、その他の点では大きく異なります。
そのことに気がつくと、「アイドル声優は、いかに可愛い声を出せるかが勝負なんだ!」という考えが間違いであることにも気がつきます。
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【考えが変わると、練習方法も変わる】
- 演技のレッスンをやらない養成所はありませんが、
「可愛い声を出せるようになりたい」と発声練習だけを必死にやって、せっかくの演技レッスンをおろそかにしている生徒はいませんか?
それはアイドル声優の練習ではなく、一発屋の練習ですよ。
可愛い声が出せるだけの人と、可愛い声が出せて演技も出来る人では、どちらが有利かは説明しなくてもお分かりでしょう。
もちろん発声練習は大切です。アイドル声優になるためには、演技も発声も、どちらも同じように大切なんですね。
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【まとめ】
- 1.本物のアイドル声優は演技が出来る。
2.世間一般では「一発屋」のこともアイドル声優と称していることが多い。
- 考え方をひとつ変えるだけで、いろいろなものが見えてきます。
その生徒は、アイドル声優になるのがイヤだったのではなく「一発屋」で終わりたくなかっただけだったのですね。
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- 「基礎を学んで個性を伸ばす」
- 「平均的な俳優になってはいけない。“これだけは誰にも負けない!”というものを持つことが大切だよ」
おっしゃるとおりです。
ただ、間違えないでほしいのは「これだけしか出来ない俳優になれ!」という意味ではない、ということです。
◇ ◇ ◇
学校の勉強に置き換えて考えると分かりやすいと思います。
- 小学校や中学校の義務教育で勉強の基礎を学び、
- 高校で、普通科・商業科・工業科・実業科などの分野に進み、
- さらに大学で、文学・政治経済学・心理学・機械工学・天文学などの専門分野を学んで、
- 自分の得意な分野の会社に就職する。
これが自然な勉強の流れです。
つまり、文学や政治に詳しい人は、自分の専門分野のことだけしか知らないのではなく、他の基礎知識もひととおり知った上で、文学や政治などの自分の得意なものなら誰にも負けない、ということなんですね。
【まとめ】
個性的な俳優を目指す、とは 「それだけしか出来ない俳優になれ!」 という意味ではなく
演技の基礎的な部分はひととおり出来た上で、「2枚目の演技なら誰にも負けない」「コメディ演技なら誰にも負けない」「ナレーションなら誰にも負けない」という俳優を目指しなさい、という意味なんですね。
ある貧しい新興国の現状を描いた、ドキュメンタリー番組を見たことがあります。
子供が家の手伝いでお使いに行くんですが、家が貧しくてその子は学校に通えてないので、お金の計算が出来ないんです。
ですから、お店の人が悪い人だったりすると、おつりを誤魔化されても分からないんです。
とは言っても 「基礎練習をやりなさい」と、強要しているわけではありません。
なにごとにも言えることなのですが、プラスとマイナスの両方を調べた上で、自分はどうすればいいのかを判断していくことが必要ではないかと思うのです。
何も知らないで「演技の基礎練習がないなんてラッキー♪」と、気楽に考えるか
知った上で「基礎練習がないなら、より一層気を引き締めて対処しなければ」と、慎重に考えるかで、例え自分は基礎をやらないと選択したとしても、その後のいろんなことが変わっていくんだろうと思います。 |