美しい炎

〜陶芸の巻〜


陶芸、なんといい響きか。
でも自分でこねた物は自分で火を起こして焼いてみたい。
炎が吹き上がり、土が赤く染まる。見つめていたい。酒でも飲みながら・・・
釉薬が溶けてくる、最後のダッシュだ。

しかし我が家にはそんなスペースは見当たらない。
図書館でたまたま七輪陶芸なる書を発見、早速借りてくる。
どうも簡単に焼けるらしい。しかもベランダで。
作品のサイズに限度があるが、とりあえずやってみよう。

というわけで、ベランダでの真夏の格闘が始まったのです。








■窯の準備

七輪を2つ用意する。
1つの七輪の上にもう1つの七輪を逆さまに置いて使う。
2つを重ねた内側の空間が窯となり、そこに収まる大きさまで焼く事ができる。
ただし、炭を燃やすスペースも必要なため、作品の大きさにはかなり制約がでる。
時々炭を追加したりするので、逆さま七輪の底の部分は鋸で切って蓋として開閉が出来るように加工。
また、切リ取った蓋の中心に30φほどの穴を開け粘土の栓を準備する。
逆さま七輪の空気口には粘土を詰めて熱が逃げないようにする。
2つの七輪が重なった口の部分もしっかりとお互いが密閉するようにヤスリで平坦にする。
これで窯の完成。あとは中に切り炭を入れ、簸たすら団扇で扇げば内部は除々に高温になる。
どの程度の温度なのかは、蓋の穴から覗き焼き色の具合で判断する。
最後のダッシュでは、炭の粉末を投入したりして一気に温度を上昇させる。
いくら頑張っても1000℃程度にしか温度は上昇しないが・・
楽焼粘土であれば十分焼けるだろう。



■素焼き


素焼き前

粘土をこねて乾燥させたコップ2個。
物の陰影がでてそれらしくなってきた。
ただの土の塊だったのに・・・


渦巻き皿

こちらも素焼き前、渦巻きの顔で待つ皿。
焼きあがったら何を盛り付けようか。


いぶり開始


素焼きの前段、”いぶり”。
焦らない、いままで何回爆発を味わったことか。
ゆっくりと、ゆっくりと作品を暖めていく。


爆発!!

気持ちにブレーキを十分かけていたつもりなのに。
ついに爆発!!!
午後から天気が崩れるというので、
ついつい焦ってしまった。



素焼き中

とにかく残った作品に集中。
温度を上げていく。


素焼き完了

素焼き終了。
とりあえず今日はここまで。
一杯やる。





■本焼き


本焼き

釉薬を掛けて本焼きに入る。
いよいよ完成間近か。最後のダッシュをかけ温度を上げる。
額から汗が流れる、飲んだビールが1分もしないうちに吹き出てくる感じだ。
気持ちがいい。
窯の中は美しいオレンジ色に。


急須 コップ

なんとか本焼き終了。できた急須でお茶を飲む、感無量。
ついでに日本酒をグラスに注いでみる。
飲んでみる、旨いじゃないか。
何度も作品を眺め回す。
偶然出来た模様、炎に炙られたブツブツ。
いい味が出ている。
次は、何を焼こうか。





■ある日の製作



手びねり

今日(11/14)は久々に土に触った。
ロクロを使わず手のひらの中で粘土をこねくり回し、
丸い一塊が次第に形になっていく。
何か不思議な感じがする。


皿たち

揃いの小皿がほしい。
粘土の重さを量り、ロクロを廻す。
カーブが一枚一枚多少違ってしまったが、
焼きの爆発を考えて、あと2,3枚作っとこう。
今度の休みに素焼きをしよう。


ぐい飲み

11/19、先日こねたぐい飲みと片口。素焼き・本焼きをする。
素焼き段階で徳利が爆発。他はなんとかOK
釉薬が濃すぎて所々にヒビが入ってしまった。
今晩、これで飲んでみよう。
小皿は完全に乾燥する来週のお楽しみ。
11/25、先日小皿3枚を一気に割ってしまった。
急熱しすぎなのか?
今日はゆっくりと1枚ずつ2枚焼く。
多少ひび割れたが何とか爆発は免れた。



■ある日の製作U(2006.08/26)
いつ捏ねたものなのか既に記憶に無い。
小皿が数枚と途中が二つに分かれた花器?。
何れも七輪に十分収まらないサイズだ。
たまたま七輪陶芸がTVで流れていたので触発され、突然だが焼きをすることに。
もう充分乾燥しているはずだが、急激な温度上昇は避けたい。
これまで何度も爆発を経験している、しかしどうしても先を急いでしまうんだなぁ〜
アルミホイルで包んでフライパンに乗せる、まだ炭の炎はチョロチョロ。


花器 フライパンで徐々に

ある程度温まったらフライパンから焼き網に変え、さらに温度を上げる。
暫くしたら焼き網から下ろし直接炭の上に乗せる。
さらに温度を上げるため空気口からドライヤーの風を入れる。
爆発からは免れたが既にヒビが入ってしまったが、そのまま続ける。
炭を足して更に温度を上げていく、ぱちぱちと火の粉が舞い始める。
器も炭と同じに赤々となってラストスパートといったところ。
焼きを終え火箸で取り上げたが、やはり大きなヒビで2つにパッカリ残念!!


炭の上に乗せた 火の粉が舞い始める
2つにパッカリ、残念!!



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