静岡、某地区の標準語を網羅。ビジネスに、旅行に。
あらしんでん[arasinden]n.あら新田。安倍川土手付近の新田。
あらすか[arasuka]あるはずがない。強い打消し。
いかい[ikai]adj.大きい。ほんとうに大きい感じがする。
いみり[imiri]ひび。茶碗のいみり、1mm以上のひびは"いみり"とは言わない。実用上問題がない程度のひび。
いやんばいです[iyanbaidesu]いい按配です。ぽかぽか陽気の春先にぴったりくる言葉。
いらひじぃ[irahijyii]adj.しつこい。くどい。顔を顰めて言われると妙に説得力がある。
おぞい[ozoi]adj.悪い。粗悪。おぜぇなあ〜。
おとましぃ[otomasii]気持ちが悪い。梅雨どきは、雨ばかりでおとましぃ。
おまっち[omacchi]pron.お前は。お前の家は。おまっちは〜
がぶらどん[gaburadon]n.大型のみみず。雨上がりに出没、塩をかけて縮むのを眺めた。
かりぃ[karyi]adj.軽い。かりぃと言われ持ってみると実は重かった事もあった。
かんだりぃ[kandaryi]vt.,vi.疲れた。ほんとに疲れた時には、しみじみとくる。
かんのんやま[kannonyama]n.諸岡山(観音山)。昔々大男が歩いた時、草鞋から毀れた土が山となったらしい。
くじらがいけ[kujiragaike]n.鯨ヶ池。安倍川の伏流水が湧出してできた。駿府城用水の源。
名前の由来は、鯨の形に似ているなど様々な説が。
昔は全面結氷し、自作の下駄スケートを楽しんだらしい。ワカサギも釣れた時期があったようだ。
現在は雷魚などが我が物顔で泳ぎ、生態系は崩れてしまった。
くらさあ[kurasaa]n.鞍沢。鯨ヶ池に流れ込む沢川。
ごせっぽい[gpseppoi]adj.清々している状態。〜でごせっぴぇーなあぁ。
こだくる[kodakuru]v.t.無闇にかき混ぜる。
さくらとうげ[sakuratouge]n.こじんまりとした峠、車が通る以前のトンネルは、かなり狭い。照明も無かった頃の麻機地区との往来が偲ばれる。
現在は、2つの車両用のトンネルがあり、峠は時代から忘れ去られてしまっている。
さあじり[sa-jiri]n.沢尻。鯨ヶ池に流れ込む沢川。池の近くは浮島状に草が繁っていて、乗ってみるとフワフワと水に浮いているのが実感できた。
しょっつき[syottuki]n.先端。もうギリギリの先っぽに居る感じがする。
そうずら[souzura]aux.v.そうでしょう。語尾を上下させることで様々なシーンに対応可能。
たなばたごうう[tanabatagouu]n.七夕豪雨。昭和50年夏の豪雨。あたり一面が水没し、各地で土砂崩れが発生した。
自然災害のすざましさを目の当たりにした。麻機地区からボートを漕いで山を越えて避難してくる人々たちが大勢いた。
たやぁにゃぁ[tayanya]adj.他愛無い。
ちみくる[chimikuru]つねる。少し爪でも立てているのか?つねるより少し痛いぞ、気のせいか・・・
でがある[degaaru]間がある。距離的・時間的にまだ大分先の時に、"でがあるなあ・・"とか言われるとまだまだ先のような気がしてくる。
どかちんプール[dokachinpool]n.安倍川の砂利をユンボですくい上げダンプカーで大量に運んでいた頃の事。
そこに自然と水が溜まりどかちんプールの完成だ、深くてまっ青い水が印象的だった。当然、学校では遊泳禁止の御触れがでていた。
とぶ[tobu]vi.走る。初めて聞いた人は、かなり戸惑う。"飛ぶ"も"とぶ"と言うため
前後の因果関係で判断する。〜でとぶ。〜をとぶ。"とびっくら"は、かけっこ。
どてのかんのんさん[dotenokannonsan]n.土手の観音さん。県道の切り通しの端にあり、彼岸の中日9月23日に毎年供養をする。
昭和5,6年に近くの4戸が伝染病にかかり、奉り始めたらしい。

なりき[nariki]雑。おみゃ〜は、掃除でも何でもやることが全部なりき。
ぬくとい[nukitoi]adj.あたたかい。春先に聞くと春が来たんだとしみじみする。
はだって[hadatte]n.わざと。故意に。おみゃーはだってだら〜。
ばとうかんのん[batoukannon]n.馬頭観音。昭和初期に大水が出た時馬の鳴き声が”ヒーヒー”と聞こえた(馬柱が立った)。それから供養するようになった。
ひかげあらし[hikagearasi]n.日影嵐(地名)。他にも、狢石(むじないし)・鴻の巣(こうのす)・菰原(まこもはら)など名の由来を知りたくなる地名がある。
ひっさぼる[hissaboru]vi.投る、しかも目標を定めないで。この時の精神状態は非常に投げやりだ。”おまえの○○をひっさぼったぞ”とか言われた日には戻ってくる確立は10%以下と思っていい。
ひどろしい[hidorosii]adj.眩しい。この単語を聞いて太陽を見るとやけにギラギラしている。
ひりーど[hiri-do]n.昼井戸(部落名)。涌き水が昏々と涌く部落の外れで皆が存分に水を使っていた。
その近くにはニッキの大木があり、根を掘って齧ったものだ。その夜がカレーライスだった時はあまり嬉しくなかった。既に口中はニッキの辛さで麻痺状態。
ひる[hiru]v.i.乾く。違う意味にも違う、屁をひる。前後関係で判断。

ふくなりさん[fukunarisan]n.福成山。山頂の福成神社は紀元2600年に新築。
以前松の大木(根回り7m)があり、遠く海からも見え漁業の目標物にも。現在は根が残存しているのみ。
ぶしょったい[busyottai]汚い。"こぶしょったい"とか言われると結構それなりに堪える。
ぶそくる[busokuru]n.不機嫌な状態。おみゃあぶそくってるだら〜(ずら〜)。
ぶっさらう[bussarau]v.t.たたく(しかも強く)。かなり痛そう。

ほうか[houka]そうか。この相づちは時として"真面目に聞いてるのかよ〜"と感じる。
ぼったい[bottai]n.三角に金網を張った漁具。川の草むらに沈めて上流から足でザブザブ、引き上げると沢山の小魚が跳ねていた。
まめったい[mamettai]n.勤勉でよく働く。
まるける[marukeru]v.t.束ねる。
みるい[mirui]adj.やわらかい。こりゃーみりぃなあ〜。若い娘に”まだまだみりぃなあ〜”とか平気で言ったりする。
やっきりする[yakkirisuru]頭に来る。より鋭利な言い方で凄みがある。
やくたゃーもない[yakutyamonai]役にもたたないつまらない事。若い頃、親からよく言われた。
この言葉で言われてしまうと、何でこんな物買ってしまったんだろうとか、こんな事しちゃったんだろうとか随分と落ち込んでしまったものだ。
やぶせぼったい[yabusebottai]adj.うっとうしい、すっきりしていない状態。睨みを利かせて言うと説得力がある。
〜ら[ra]aux.v.〜でしょう。完全に断定せず、相手に同意をある程度求めている。
頻繁にフレーズの最後に"ら"をつける。責任の所在は明らかではない。
ある年代を境に古い年代は"そうずら"、新しい人は"そうら"の傾向にあるようだ。
わりぃ[waryi]adj.悪い。"おみゃーわりぃな"てな感じ。
